TPY ENGINEERING VLOG

TPY ENGINEERING VLOG(C,JAVA)

*C言語* 〜16時限目〜 for文の仕組みについて・・・

〜目次〜

 

 

for文の仕組みについて

まず私たちの生活でイメージしてみます。

「朝起きる」「歯を磨く」「風呂に入る」・・・

などのように生活の中には何かの繰り返しが存在するはずです。

C言語では、このような繰り返しの処理のことを

繰り返し文(ループ文:loop statement)

と呼ぶ構文で記述することができます。

C言語の繰り返し文には3つ種類があり、

  1. for文
  2. while文
  3. do〜while文

があります。

はじめに、for文について学んでいきます。

以下がfor文の記述の仕方になります。

for(初期化の式1; 繰り返すかどうか調べる式2; 変化のための式3)

  文;  (この文を繰り返す)

尚、for文はif文と同様にブロックを使うことで、

複数の処理を行うことができます。

実際にfor文を記述してみます。

sample31.c

f:id:YuyaTerayama:20180906122552p:plain

ーsample31の実行画面ー

繰り返し処理をしています。

繰り返し処理をしています。

繰り返し処理をしています。

繰り返し処理をしています。

繰り返し処理をしています。

繰り返し処理が終わりました。

for文では、繰り返す回数をカウントするために変数を使います。

このコードでは、変数iを使っています。

そして以下のような手順で処理を行うことになります。

f:id:YuyaTerayama:20180906123228p:plain

つまり、

変数iを1で初期化したあと、

条件i<=5が偽になるまで、

i++ を繰り返し、

「繰り返し処理をしています。」と出力する文を処理するのです。

 

変数をループ内で使う

sample31では、

繰り返しのたびに画面に文字が出力されるようにしていました。

この際に、繰り返した回数を出力してみます。

以下のコードを入力してください。

sample32.c

f:id:YuyaTerayama:20180906123647p:plainーsample32の実行画面ー

1番目の繰り返しです。

2番目の繰り返しです。

3番目の繰り返しです。

4番目の繰り返しです。

5番目の繰り返しです。

繰り返し処理が終わりました。

実行画面を見てわかる通り、

ブロックの中で変数iが1ずつ増加しているのが確認できます。

 

for文の応用1

for文を応用したプログラムを少し書いてみます。

sample33.c

f:id:YuyaTerayama:20180906124803p:plainーsample33の実行画面ー

いくつ*を出力しますか?(整数で入力)

10

**********

このプログラムを実行すると、

入力した数だけ*が出力されました。

このようにユーザーが入力した数だけ繰り返す文を、

簡単に書くことができます。

 

for文の応用2

次に、繰り返し文の中で変数の値を使ってみます。

1から入力した数までを順番に足し算し合計を出力する、

プログラムを書いてみます。

sample34.c

f:id:YuyaTerayama:20180906125402p:plain

ーsample34の実行画面ー

いくつまでの合計を計算しますか?

10

1から10までの合計は55です。

このようにして、少し複雑なプログラムをfor文を用いることで

記述することが可能になります。

出力する値などを色々変えてみて、for文を作成してみてください。

 

次回はC言語の繰り返し処理の2個目である、

while文から始まります。

 

〜END〜