TPY ENGINEERING VLOG

TPY ENGINEERING VLOG(C,JAVA)

*C言語* 〜4時限目〜 標準出力と画面について・・・

〜目次〜

 

 

標準出力と画面

通常、「標準出力」とは、「画面装置」を意味する。

ただし、OSの種類によって、標準出力を別の装置に変更することができる。

標準出力をプリンタに切り替えることができます。

このような機能のことを

リダイレクト

と呼びます。

 

改行の仕組みについて

printfの( )内の文字列の最後に、「\nまたは¥n」という記号があります。

この記号の意味は、

改行を行う

という意味を表しています。

(ここから統一して、¥nで説明を行います。)

¥nをつけることで、その部分で改行を行うことができます。

試しとして次のコードを実行してみてください。

sample3.c

f:id:YuyaTerayama:20180830140510p:plain

ーsample3の実行画面ー

Hello C!

sample3

sample3ではprintfを1つの文にまとめています。

しかし、3時限目のsample2と同じように、

途中で改行されていることに注目してください。

printfの中に¥nを入れることで、

その部分で改行されるということがわかります。

反対に、¥nを入れないと改行されないため、

繋がった文が1行で表示されてしまいます。

 

変数仕様の仕組みについて

ここまでで画面に文字列を出力する簡単なコードについて学びました。

C言語では文字列の他に、

様々な文字や数値を扱います。

そこで、C言語の基本となる

文字・数値・文字列について学んでいきます。

はじめに次のコードを入力してください。

sample4.c

f:id:YuyaTerayama:20180830141517p:plain

ーsample4の実行画面ー

Aは文字です。

777は整数です。

1.25は少数です。

これまでのコードでは、

printfの中に文字列を記入して画面に出力していました。

sample4では、この文字列の中に様々な文字・数値を埋め込んで

画面に出力しています。

printfは、単に文字列を出力するだけでなく、

文字列中に%◯と記述すると、その部分に、

,(カンマ)のあとの文字や数値を埋め込んで出力する

という仕組みをもっている。

%◯は

変換仕様(conversion specification)

と呼ばれている。

出力する文字や数値によって異なる記号を使う。

代表的な変換仕様として、以下のものがある。

文字の場合…%c

整数の場合…%d

小数の場合…%f

sample4では、文字・整数・小数が%c、%d、%fの部分に埋め込まれて出力される。

尚、小数は通常、小数点が6ケタとなるように出力される。

ーPoint!!ー

変換仕様を使うと、文字列中に文字や数値を埋め込んで出力できる。

 

文字

  • 1つの文字
  • 文字の並び(文字列)

の2種類に区別してみていきます。

1つの文字は文字定数と呼ばれています。

文字は、

'A'

'r'

のように、' 'で囲ってコードを記述します。

sample4の中では'A'が「文字 」になります。

日本語文字の扱いは異なる場合があるので、

ここでは英数字だけを文字として考えてください。

sample4の実行結果を見ればわかる通りに、

文字には' 'がつかないで出力されます。

文字を出力するためには、変換仕様として

%cを使います。

「%c」の部分に文字が埋め込まれて出力されるのが確認できます。

 

エスケープシーケンス

文字の中にはキーボードから入力できない、

特殊な文字があります。

このような文字については、¥を最初につけた2つの文字の組み合わせで

「1文字分」を表すことができます。

これをエスケープシーケンス(escape sequence)と呼びます。

以下がエスケープシーケンスです。

f:id:YuyaTerayama:20180830203339p:plain

 

文字については5時限目でまた学習します。

 

〜END〜