*C言語* 〜3時限目〜 コードの入力について・・・
〜目次〜
コードを入力する
下記のコードをエディタに入力し、保存してみてください。
sample2.c
;(セミコロン)や{}(中カッコ)の位置は正しくなっているのか確認してください。
入力が終了したら、コンパイル(・リンク)し、実行してください。
画面に次の2行が表示されるはずです。
ーsample2の実行画面ー
Hello C!
sample2
このコードは、画面に文字を表示するC言語のコードです。
main( )関数の仕組みについて
このコードの指示がどこからはじまり、どこで終わっているのかについて
知っておく必要があります。
最初に4行目に書かれている
int main( )
についてです。
C言語のプログラムは原則としてこのmain( )と記述されている部分から
処理が行われるようになっています。
次に8行目に書かれている
retrun 0;
についてです。
C言語ではこの部分の処理が行われると、
プログラムが終了します。
つまり、sample2は、
int main(void)
{
・・・・・
return 0;
}
の部分がプログラムの本体となっているのです。
main( )のあとの部分は、中カッコで囲まれています。
この中カッコで囲まれている部分ことを、
ブロック(block)
と呼びます。
特にmain( )からはじまるブロックは本体として重要な部分なので、
main関数(main function)
という名前がついています。
1文ずつ処理する
C言語では、1つの小さな処理の単位を文と呼び、
最後にセミコロンという記号をつける。
原則として先頭から順番に、1文ずつ処理される
ということになっている。
つまり、sample2のプログラムが実行されると、
main( )関数の中の2つの「文」が、上から順に処理されるのです。
printfという文は、
「画面に文字列を表示する」
という処理を表しています。
ーPoint!!ー
- 文にはセミコロンをつける
- 文は原則として先頭から順番に処理される
コードを読みやすくする
sample2のmain( )関数は、数行に渡って改行されて書かれています。
これはC言語のコードでは、
文の途中やブロック中で改行しても良い
ということになっているからである。
数行に分けることで、
読みやすいコードを作成できます。
C言語では意味のつながった言葉の間などでなければ、
自由に空白や改行をすることができます。
in t main(void)
これはダメですが、
int main(void)
は大丈夫です。
コードの中で字下げを行うことを、
インデント(indent)
と呼びます
ーPoint!!ー
- コードを読みやすくするために、インデントを行う
コメントを記述する
/* */記号で囲まれた文について見ていきます。
/*から*/までの文字を無視して処理する
という決まりになっています。
そのため、この部分にはプログラムの処理とは関係のない、
自分の「メモ」を書いておくことができます。
これを、
コメント(comment)
と呼びます。
通常ではそのコードの内容をコメントとして書いておくことで、
相手がわかりやすいコードになります。
/**/に囲まれてさえいれば複数行でコメントを
書くことも可能です。
ーPoint!!ー
- コメントを使うことで、コードの内容をわかりやすくする
ファイルを読み込んでおく
最後に先頭にある、
#include <stdio.h>
についてです。
この#記号のついた部分は、
画面に表示を行う機能について書かれている
stdio.hというファイルを、コンパイルする前に読み込んでおく
という処理を表している。
このファイルを読み込む作業のことを、
インクルード(include)
と呼びます。
画面に何かを表示するプログラムを作成する際には、
必ずstdio.hというファイルをインクルードします。
このファイルを読み込むことで、画面に表示を行うための、
printfという機能を使うことができます。
stdio.hというファイルはC言語で元から用意されているファイルなので、
自作する必要はありません。
stdio.hなどのように、前もって読み込まれファイルのことを、
ヘッダファイル(header file)
と呼びます。
尚、#がついた行は、コンパイラに含まれる
プリプロセッサ(preprpcessor)という特別な部分により、
他のコードよりも先に読み込まれるようになっています。
#がついた行についてはセミコロンを付けずに、1行で書くようになっています。
〜END〜