TPY ENGINEERING VLOG

TPY ENGINEERING VLOG(C,JAVA)

*C言語* 〜3時限目〜 コードの入力について・・・

〜目次〜

 

 

コードを入力する

下記のコードをエディタに入力し、保存してみてください。

sample2.c

f:id:YuyaTerayama:20180830040805p:plain;(セミコロン)や{}(中カッコ)の位置は正しくなっているのか確認してください。

入力が終了したら、コンパイル(・リンク)し、実行してください。

画面に次の2行が表示されるはずです。

ーsample2の実行画面ー

Hello C!

sample2

このコードは、画面に文字を表示するC言語のコードです。

 

main( )関数の仕組みについて

このコードの指示がどこからはじまり、どこで終わっているのかについて

知っておく必要があります。

最初に4行目に書かれている

int main( )

についてです。
C言語のプログラムは原則としてこのmain( )と記述されている部分から

処理が行われるようになっています。

次に8行目に書かれている

retrun 0;

についてです。

C言語ではこの部分の処理が行われると、

プログラムが終了します。

つまり、sample2は、

int main(void)

{

 ・・・・・

 return 0;

}

の部分がプログラムの本体となっているのです。

main( )のあとの部分は、中カッコで囲まれています。

この中カッコで囲まれている部分ことを、

ブロック(block)

と呼びます。

特にmain( )からはじまるブロックは本体として重要な部分なので、

main関数(main function)

という名前がついています。

 

1文ずつ処理する

C言語では、1つの小さな処理の単位を文と呼び、

最後にセミコロンという記号をつける。

原則として先頭から順番に、1文ずつ処理される

ということになっている。

つまり、sample2のプログラムが実行されると、

main( )関数の中の2つの「文」が、上から順に処理されるのです。

printfという文は、

「画面に文字列を表示する」

という処理を表しています。

ーPoint!!ー

  • 文にはセミコロンをつける
  • 文は原則として先頭から順番に処理される

 

コードを読みやすくする

sample2のmain( )関数は、数行に渡って改行されて書かれています。

これはC言語のコードでは、

文の途中やブロック中で改行しても良い

ということになっているからである。

数行に分けることで、

読みやすいコードを作成できます。

C言語では意味のつながった言葉の間などでなければ、

自由に空白や改行をすることができます。

in t main(void)

これはダメですが、

int       main(void)

は大丈夫です。

コードの中で字下げを行うことを、

インデント(indent)

と呼びます

ーPoint!!ー

  • コードを読みやすくするために、インデントを行う

 

コメントを記述する

/* */記号で囲まれた文について見ていきます。

C言語コンパイラでは、

/*から*/までの文字を無視して処理する

という決まりになっています。

そのため、この部分にはプログラムの処理とは関係のない、

自分の「メモ」を書いておくことができます。

これを、

コメント(comment)

と呼びます。

通常ではそのコードの内容をコメントとして書いておくことで、

相手がわかりやすいコードになります。

/**/に囲まれてさえいれば複数行でコメントを

書くことも可能です。

ーPoint!!ー

  • コメントを使うことで、コードの内容をわかりやすくする

 

ファイルを読み込んでおく

最後に先頭にある、

#include <stdio.h>

についてです。

この#記号のついた部分は、

画面に表示を行う機能について書かれている

stdio.hというファイルを、コンパイルする前に読み込んでおく

という処理を表している。

このファイルを読み込む作業のことを、

インクルード(include)

と呼びます。

画面に何かを表示するプログラムを作成する際には、

必ずstdio.hというファイルをインクルードします。

このファイルを読み込むことで、画面に表示を行うための、

printfという機能を使うことができます。

stdio.hというファイルはC言語で元から用意されているファイルなので、

自作する必要はありません。

stdio.hなどのように、前もって読み込まれファイルのことを、

ヘッダファイル(header file)

と呼びます。

尚、#がついた行は、コンパイラに含まれる

プリプロセッサ(preprpcessor)という特別な部分により、

他のコードよりも先に読み込まれるようになっています。

#がついた行についてはセミコロンを付けずに、1行で書くようになっています。

 

〜END〜